次に、
都市開発調査特別委員会に付託し、
継続調査中の佐賀
駅周辺開発、
佐賀城公園及び
周辺整備に関する
諸種調査について、
中間報告を求めます。
◎
都市開発調査特別委員長(
黒田利人)
おはようございます。
去る7月26日及び8月20日に開催しました当
委員会の概要について御報告を申し上げます。
当
委員会には、
駅周辺開発、
佐賀城公園(佐賀市の
所管事項)及び
周辺整備に関する
諸種調査が付託されていますが、まず、7月26日に開催しました
委員会において当局より、
駅周辺開発については、前議会の
特別委員会の中でも議論されてきており、一応具体的な
事業概要については決定しているところでありますが、佐賀市に大きな影響を与える事業だと思うので、市民の意見をもう一度聞くために
市民説明会を開催し、
中心商店街への影響や三セクの
収支見通し等の議論を煮詰めた上で、この事業について判断したいとの説明がありました。
また、8月20日の
委員会におきましては、開催された
市民説明会の中で出された、推進派、慎重派のそれぞれの意見を報告。また、これまで3回開催された佐賀
駅周辺地区再
整備事業検討委員会の中で出された提言等の
事務局案としての
中間報告等の説明がありました。
これらの説明に対して委員より、
説明会の開催についてはそれなりに評価するが、出された意見は一部の意見であり、市民の全体的な意見とは言えないと思う。その辺どう考えているのか。また、このような
重要案件については今後も
市民説明会を実施するのかとの問いに対して、当局より、確かに市民全体が
説明会に来たわけではないし、
出席者全員が意見を言えるわけではないので、今回の
説明会の結果を市報に公表して、いろんな形で意見をお聞きしたい。また、今後の
説明会のあり方については正直言って試行錯誤の段階であり、どういうやり方がいいのかケース・バイ・ケースでその都度相談させていただきたいとの答弁がありました。
また委員より、
市民説明会での意見を踏まえて、どのあたりを再度検討する材料として考えているのかとの問いに対して、当局より、
バスセンターのありようや、
中心商店街への影響、三セクの
収支見通しなどを整理して考え方を決めていきたいとの答弁がありました。
また、事業の方向性を出す
タイミングについて委員より、事業は時間との闘いであり、
タイミングを逃してしまうこともある。今後の
具体的スケジュールを明言してもらいたいとの問いに対して、当局より、今、具体的に何月に何をするとは言えないが、長時間引っ張ることなく事業について決断し相談、報告したいとの答弁がありました。
これに対して委員より、事業についての方向性は、なるべく早目に示してもらいたいとの意見がありました。
また委員より、我々は県都の玄関口である
駅周辺地区全体の
まちづくりと佐賀市の
商業振興を今後どのようにしていくのかといった点からの
駅前開発を望んでおり、佐賀市全体の活性化をどう図るかという大きな観点で検討してもらいたいとの意見がありました。
次に、
佐賀城公園関係については当局より、
県民的財産の
シンボル性の形成という位置づけで、昭和57年度の新
総合計画の中で
城址一帯を「歴史・文化の
森づくり」ということで計画を策定した。
その後、城内の
風格再生を図る目的で、昭和61年に「
佐賀城鯱の
門周辺整備計画」を策定し、これを受けて、県において
佐賀城公園地区整備構想策定調査が行われた。この中で、
佐賀城公園まち構想が策定されており、その内容は、城内の外周部や内部を含め、住宅地内の緑化、道路等の
環境整備を図り、
行政施設の周りに利用者に潤いや安らぎを与え
周辺施設と調和する緑を導入し、
城内地区をまとまりのある一つの空間にするといったものである。
構想区域は、将来
佐賀城公園まで含め約80ヘクタールで、現況の
土地利用、
城内地区の持つ機能、景観等を配慮して五つのゾーンに分けられており、現在はその一つの潤いと安らぎのゾーンである歴史の森地区の整備に取り組まれているところである。
佐賀城公園の
事業概要については、現在31.8ヘクタールが計画決定されており、その中の鯱の門を中心とした歴史の森周辺 8.5ヘクタールのうち 2.8ヘクタールが実際
事業区域であり、
用地買収が進められているとの説明がありました。
これらの説明に対して委員より、
南水公民館は佐賀城の御座の間の部材が使われているが、これらの移転や
水道局跡地の利用について佐賀市としてもう少し主体性を持って意見をまとめておくべきではないかとの問いに対し、当局より、
南水公民館については、県の方で専門家の調査結果を踏まえて、
佐賀城本丸跡への再構築を検討されており、市としては地元の意見等を聞きながら対応していきたい。
水道局跡地については、
佐賀城公園整備のために入居していた団体にすべて出てもらい、今、空き家になっている。市としては
公園整備に活用してもらいたいと思っているが、具体的な話は現在行っていないとの答弁がありました。
また委員より、
佐賀城公園整備に関する総
事業費と市の負担金はどの程度になるのかとの問いに対し、当局より、県主体の事業で全体の
事業費は確定しておらず何とも言えない。また、市の負担は
県事業費の補助裏の50%になる予定だとの答弁がありました。
これに対して委員より、負担金が50%になった経緯はとの問いに対し、当局より、昭和38年ごろの話で詳しくはわかりかねるが、当時
中央公園として佐賀市が整備をしていたが、財政的に非常に厳しく、また県の
シンボルとしての城址でもあるということから、県に整備をお願いすることになったようである。その中で、
佐賀市民が一番恩恵を受けるということから、佐賀市が50%の負担をする旨の話し合いがなされているようだとの答弁がありました。
これを受けて委員より、50%も負担するなら佐賀市としての考えをきちんとした形で県に申し入れてもらいたいとの意見がありました。
以上、報告を終わります。
○議長(
藤田龍之)
ただいまの
中間報告に対して御質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
なしと認めます。別に御質疑もないようでございますので、これをもって
中間報告に対する質疑は終結いたします。
△新
焼却炉建設調査特別委員長中間報告
△質疑
○議長(
藤田龍之)
次に、新
焼却炉建設調査特別委員会に付託し、
継続調査中の新
焼却炉建設に関する
諸種調査について
中間報告を求めます。
◎新
焼却炉建設調査特別委員長(
江島徳太郎)
おはようございます。
8月6日に開催した
委員会の概要を御報告申し上げます。
初めに当局より
経過報告があり、その中で、概算総
事業費は以前 270億としていたが、焼却灰の溶融化が平成10年から義務づけられ、最近は焼却と灰溶融が一体で施工されており、実績の単価で推計し直すと 220億程度になる。しかし、発電や溶融化の仕様により価格の変動がある。
平成11年2月に
建設予定地の
平尾地区と
環境保全協定の調印を終えて、
建設同意までいただいている。その他の
高木瀬地区と
金立地区においても、
環境保全協定を結ぶよう折衝をしている。大和町は5月に
説明会をし、佐賀市の窮状を理解してほしいとお願いをした。また、
環境アセスの
公告縦覧を3月24日から4月23日まで実施したが、
意見書の提出はなかったとの説明がありました。
これらの説明に対し委員より、総
事業費の財源の内訳はどうなっているのか、
リサイクルプラザと
資源化センターの
役割分担はどうなるのかとの質問に対し、全体
事業費 220億でいくと
国庫補助が
上乗せ措置を含め四十七、八億程度、
起債措置が 140から 150億程度で、残りが
一般財源になる。
リサイクルプラザと
資源化センターの
役割分担については、現在検討中であるとの答弁がありました。
また委員より、
廃家電法が施行されたら基本的に売る方の責任になるので、市は廃家電にはタッチしない方向でいくのかとの質問に対し、当局より、原則として
一般家庭から出るものは市はタッチしない方向でいくが、
不法投棄など佐賀市に入ってきたものは市で処理しなければならないので、
ストックヤードは必要だとの答弁がありました。
また委員より、
ごみ発生量の推計と実績がずれてきた理由は何かとの質問に対し、ごみの量が伸びた理由の一つは、ごみ袋の有料化で一時的に下がったが、また伸びた。二つ目は、事業系のごみの量が増大しているためとの答弁がありました。さらに委員より、
ストックヤードの
処理能力が80トンから70トンに減った理由は何かとの質問に対し、当局より、不燃物などのごみの量は減っており、平成9年、10年のごみの量を加味して推計をやり直した結果であるとの答弁がありました。
また委員より、新しい焼却炉は
灰溶融固化方式だと思うが、先進地では灰を固化して道路の路盤材などに使っているが、検討はしているのか。そうなれば、市は嘉瀬に最終処分場を16ヘクタールも要請しているが、そんなに必要ないのではないかとの質問に対し、当局より、灰を溶融してスラグにし、道路の路盤材などに使う実験が現在行われている。スラグにしても各都市の焼却するものによって性質が異なってくるので、施設ができた後にスラグの性能を調べてどういうものに使えるか判断をしたい。灰にもスラグとして再利用できないものもあるので、最終処分場は必要であるとの答弁がありました。
また委員より、現在地に焼却炉ができたとき、市が余熱施設や
環境整備など地元と約束したことを守らなかったという不信感やダイオキシン問題が建設場所決定の上で大きな障害になったと考える。余熱利用施設や運動公園の推進状況についても、議会に報告をしてほしいとの意見がありました。
続きまして、今後の取り組みについて当局より、ごみ処理施設の発注方式は、一般の公共工事の施工契約方式と違い、性能発注方式で行いたいと考えている。ごみ処理施設はメーカー独自に特許やノウハウなど、それぞれの焼却の方法を持っており、それを引き出すために、まずメーカーに佐賀市の条件を示し、その条件に合う設計をしてもらう。その設計が佐賀市の求める性能を確保できているかどうか審査の上で入札を行いたい。プラントメーカーの選定方法については、庁内の建設
委員会で、指名競争入札にするか公募型指名競争入札にするか検討中であり、できれば公募型指名競争でいきたいと考えているとの説明がありました。
これらの説明に対し委員より、焼却炉については、今後量販型も出てくると思われるが検討はしているのか、
事業費について他都市との事例は参考にされたのかとの質問に対し、当局より、量販型の焼却炉はこれから開発する段階なので、期間的に建設に間に合わない。
事業費は平成10年度に全国で受注された 300トン程度の焼却炉の平均単価から出しているとの答弁がありました。
また委員より、入札するまでのチェックはコンサルと担当だけでやっていくのか、外部の目は特に必要とは思わないのかとの質問に対し、当局より、設計書になると技術的なことばかりになるので、コンサルとうちでやっていきたい。コンサルをお願いしている日本環境衛生センターは、全国的に図面チェック、技術指導などをやっており、ここのアドバイスで十分やっていけると考えているとの答弁がありました。
また委員より、メーカーによって仕様が違うが、ランニングコストも機種選定の基準に入っているのかとの質問に対し、当局より、本体の設計書と建設にかかる
事業費とあわせて、ランニングコストもどれくらいになるのか資料を提出させたいと考えているとの答弁がありました。
以上、報告を終わります。
○議長(
藤田龍之)
ただいまの
中間報告に対して、御質疑はございませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
別に御質疑もないようでありますから、これをもって
中間報告に対する質疑は終結いたします。
△議案上程
○議長(
藤田龍之)
第60条乃至第81
号議案、以上の諸議案を一括して上程付議いたします。
なお、平成10年度佐賀市
一般会計継続費精算報告書の報告についてが第12
号報告として、また損害賠償についての
専決処分報告が第13号及び第14
号報告として提出されておりますので、申し添えます。
△
提案理由説明
○議長(
藤田龍之)
議案の朗読はこれを省略し、直ちに上程諸議案に対する提案理由の説明を求めます。
◎市長(
木下敏之)
おはようございます。
本日、佐賀
市議会定例会を招集し、当面する諸案件につきまして、御審議をお願いすることになりましたので、これら上程諸議案の概要を御説明申し上げます。
まず、補正予算議案につきまして、御説明を申し上げます。
今回の補正予算は、国の補正予算に伴う緊急雇用対策及び少子化対策経費、その他当面緊急を要する諸経費につきまして、所要の補正措置を講じております。
第65
号議案「
一般会計補正予算」は、補正額約23億 400万円で、補正後の予算総額は、約 499億 4,400万円となり、前年度同期の予算に比べて 0.1%の増となっております。
以下、歳出予算の補正について、主な内容を御説明いたします。
まず、国の補正予算に伴う関連経費としての、
〇 雇用・就業機会の創出を図るための緊急雇用・就業機会創出特別対策事業につきましては、
・ 佐賀市有林
環境整備事業として 420万円
・ 金立山麓の緑のシャワーロード内遊歩道整備事業として 780万円
・ 外国人児童の日本語習得に係る通訳の派遣事業として 140万円
また、少子化対策臨時特例交付金事業につきましては、
・ 休日等急患センター(仮称)建設事業の一部に 3,590万円
を措置いたしております。
次に、安心して子供を産み育てることができる環境づくりが少子化対策の中で最も重要なテーマの一つでありますことから、今回、「子育て安心環境づくり試行事業」を実施することといたしております。
〇 この事業は、核家族化の進行などにより、出産退院後3週間の間に家族・親族等の支援が得られない場合に、家事や育児を直接的にサポートするヘルパーを派遣することによって、出産や育児の精神的、肉体的負担を軽減する仕組みを構築する試行事業であり、安心して産み育てることのできる環境づくりへの一つの方策として実施研究してまいりたいと考えております。
また、
〇 デイサービス事業を行うための施設整備について建設費補助を行います。
このたび、社会福祉法人福生会が嘉瀬町において整備されております老人福祉施設が、10月に供用開始の運びとなりましたので、その施設整備に対して助成いたすものであります。
施設の概要は、鉄筋コンクリート造り5階建てで、1階はデイサービスセンター、2階から5階までは50戸の居室をもつケアハウスとなっております。
これにより、デイサービスセンターの施設整備につきましては、「佐賀市老人保健福祉計画」の目標を達成することになります。
また、併せて今年10月からの在宅老人デイサービス事業の委託料につきましても、今回措置いたしているところであります。
小・中学校の児童・生徒の不登校問題への対策といたしましては、
〇 本市におきましては、平成7年度からスクールカウンセラーを配置するなどして、不登校の児童・生徒やその保護者、教職員に対し、カウンセリングを実施してきたところであります。
その結果、不登校の激増には一定の歯止めがかかっている状況ではありますが、児童・生徒の悩み、不安、ストレスは膨らむ傾向にあり、今後も不登校の児童・生徒が増える可能性も十分考えられます。
このため、より高度に専門的な知識・経験を有する専門の「スクールアドバイザー」を、市内の全中学校区に配置をし、学校におけるカウンセリング機能の充実を図りたいと考えております。
次に、学校教育施設の
環境整備の一環として、
〇 今年度から芙蓉小・中学校屋内運動場及び北川副小学校給食室の改築事業に着手いたします。
芙蓉小・中学校屋内運動場は、昭和43年度に建設され、築後31年が経過をしております。
この間、地区住民の唯一の屋内体育施設として、大いに活用されてきましたが、建設当時の規格で建てられていることから、建物の規模、設備の内容も十分ではなく、各種の競技に支障をきたすこともあるようです。
このため、来年度の改築を目指し、今回、建物の耐力度調査及び設計委託料を計上いたしております。
また、昭和45年度建設の北川副小学校給食室につきましても、老朽化している施設の改善を図るため、来年度改築のための設計委託料を計上いたしております。
また、高木瀬公民館の改築事業につきましては、
〇 一昨年来、拡張のための用地を取得してまいりましたが、今回、平成11年度・12年度の継続事業としての着工の運びとなりました。
建物は、鉄骨造り平屋建て延べ床面積614.95平方メートルで、来年8月の完成を目指しております。
これの完成により、地域の生涯学習の拠点となることを大いに期待いたすものであります。
さて、近年、
〇 食べ物に対する安全性の追求と、ライフスタイルの変化に伴う余暇時間の有効活用を図るため、自ら農産物を作りたいというニーズが高まってきております。
このため、遊休農地の有効利用を図り、高齢者の生きがいづくりや、さらに消費者と生産者の相互理解を深めるために、「市民農園」を開設いたしたいと考えております。
今回、このための調査費及び準備経費を計上いたしております。
本市の都市づくりの基本となる都市計画につきましては、
〇 今後、地方分権、権限委譲が進むなか、本市の個性や実情を踏まえ、住民の方の意見を取り入れた、地域に密着した、「21世紀の
まちづくり」を実践することが必要であると考えるところであり、このたび長期の
まちづくりの目標を示す「都市計画マスタープラン」の策定に着手したいと考えております。
なお、現在、次期「佐賀市
総合計画」の策定に向け、その準備に入っておりますが、この「都市計画マスタープラン」は、その下位計画に当たるわけであり、本計画の策定により、今後の
土地利用方針、交通及び都市施設計画等についての中・長期的な視野に立った政策の展開ができるものと考えております。
今回は、策定業務委託料のほか、都市計画基礎調査及び交通需要調査に係る県営事業負担金を計上いたしております。
中小企業からの経営相談等に対応するための
〇 中小企業大学研修経費につきましては、最近の厳しい経済情勢の中、市内の中小企業を取り巻く経営環境は、流通構造の激変や中心市街地の空洞化などにより、ますます困難なものとなっております。
このため、本市といたしましても、地元企業と密着した新しい施策の推進や産業の活性化など、中小企業からの経営相談に対応する、専門知識を有する職員の養成が緊急の課題でありましたが、このたび「中小企業診断士養成課程」への入校が決定いたしましたので、今回、この研修に要する経費について措置いたしております。
市政を運営していく中で、最も重要な施策の一つは、市政情報の公開であり、市が行っている事務事業の内容を広く市民の方々にお知らせすることと考えておりますが、さらに充実した市政を展開するためには、多くの市民の方々からの幅広い意見を聞き、それを市政に活かすことだと考えております。
〇 このため、広報公聴の一環として、現在、インターネット上で開設しております「佐賀市ホームページ」を見直し、タイムリーな情報更新や市民との双方向による情報提供、収集を行うなど、その機能強化を図りたいと考えております。
今後とも、市民の皆様方からの多くの情報の提供を期待いたすものであります。
このほか、今回の補正予算では、前年度繰越金の処理として財政調整基金、公共用施設建設基金への積み立て及び年次計画による廃棄物処理施設建設基金及び減債基金への積み立てを措置いたし、今後の財政運営上の調整財源、ごみ処理施設等大型建設事業の充当財源として活用したいと考えております。
以上、
一般会計補正予算の主なものを御説明いたしましたが、この財源といたしましては、地方特例交付金、地方交付税のほか、国・県支出金、繰越金、市債等で措置し、予備費により収支の調整をいたしております。
次に、特別会計補正予算について御説明いたします。
今回の特別会計補正予算は、それぞれ平成10年度決算に基づく繰越金の計上のほか、第66
号議案「
国民健康保険特別会計補正予算」につきましては、老人保健拠出金の確定による補正等を、第67
号議案「
公共下水道特別会計補正予算」は、公共下水道使用料改定に伴う電算システム改造経費などを措置いたしております。
次に、企業会計補正予算について、御説明いたします。
第69
号議案「
水道事業会計補正予算」は、文書管理システムの導入に伴うLAN工事費等について措置いたしております。
以上で、予算関係議案の説明を終わりますが、なお、細部につきましては、歳入歳出補正予算事項別明細書等により御検討をいただきたいと存じます。
次に条例等の議案につきまして、御説明申し上げます。
第70
号議案「佐賀市
農業集落排水処理施設条例」 は、平成8年度から事業に着手してまいりました西与賀町元相応地区の農業集落排水事業が、平成11年度でほぼ工事完了することに伴い、排水処理施設の管理及び使用に関する事項並びに使用料等の所要の事項について定めるものであります。
今回の元相応地区は、モデル地区として整備してきたもので、事業の概要としましては、計画
事業費が5億 3,000万円、処理計画人口 240人、処理計画戸数54戸、1日当たりの計画汚水量64.8立方メートル、管きょ延長 1,400メートルとなっております。
第77
号議案「佐賀市
市税条例の一部を改正する条例」及び第78
号議案「佐賀市
固定資産評価審査委員会条例」は、地方税法及び関係法令の一部が改正されたことに伴い所要の整備を行うものであります。
このうち、第77
号議案の主な内容につきましては、平成12年1月1日から適用するものとして、固定資産評価審査
委員会の審査事項の変更及び
委員会の部会を廃止すること並びに市税の延滞金について年 7.3%の割合の部分を軽減することなどであります。
また、第78
号議案につきましては、固定資産評価審査
委員会の組織及び審査の手続等を改正する必要が生じたこと並びに審査手続を条例で明確に規定する必要があることなどから条例を全部改正するものであります。
第79
号議案「佐賀市
下水道条例の一部を改正する条例」は、公共下水道の使用料の改定をお願いするものであります。
現行の使用料は、平成6年4月に平成9年度までの財政収支計画で維持管理費及び建設費に係る償還費に下水道人口普及率の2分の1を乗じた額を充足することを目標に改定をし、平成10年度以降についてもこの水準を維持するために、効率的な運用を図りながら経費の節減に努めてきたところであります。
しかしながら、公共下水道は、市民の方々から早急な整備が強く要望されており、建設費に係る償還費の増加はどうすることもできないものであります。
このため、平成11年度から平成14年度までの財政収支計画を策定し、これまでの目標の割合を維持していくために必要な使用料を算定いたしまして、13.7%の引き上げをお願いいたし、本年12月1日から実施してまいりたいと考えております。
第81
号議案「
巨勢老人福祉センター改築(建築)
工事請負契約の締結について」は、巨勢老人福祉センターが昭和43年に建築され、すでに築後30年が経過しており、老朽化が著しくなってきたため今回改築いたすものであります。
建築概要といたしましては、既存の施設を解体し新たに鉄骨造り平屋建て延べ床面積約 800平方メートルの建物を建築することにしておりまして、特徴といたしましては、中庭を配し、開放的な明るい施設を目指すとともに、床材等に柔らかい材料を使い、手すりを設けるなど、高齢者にやさしい配慮を心掛けております。
その他の議案につきましては、それぞれの議案の末尾に提案理由を略記いたしておりますので、それにより御承知をいただきたいと存じます。以上、何とぞよろしく御審議を賜りますようお願い申し上げます。
△散会
○議長(
藤田龍之)
本日はこれをもって散会いたします。
明4日から7日まで休会いたします。
本会議は8日午前10時に再会いたします。
午前10時36分 散会...