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  1. 佐賀市議会 1999-09-03
    平成11年 9月定例会−09月03日-01号


    取得元: 佐賀市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-08-08
    平成11年 9月定例会−09月03日-01号平成11年 9月定例会             9  月  定  例  会 ●会期22日間                議 事 日 程 ┌──┬────┬─┬────────────────────────────┐ │日次│月  日│曜│         議  事  要  項         │ ├──┼────┼─┼────────────────────────────┤ │ 1 │9月3日│金│午前10時開会、諸報告、都市開発調査特別委員長中間報告、質│ │  │    │ │疑、新焼却炉建設調査特別委員長中間報告、質疑、提出議案付│ │  │    │ │議提案理由説明、散会                 │ ├──┼────┼─┼────────────────────────────┤ │ 2 │9月4日│土│休会                          │ ├──┼────┼─┼────────────────────────────┤ │ 3 │9月5日│日│休会                          │ ├──┼────┼─┼────────────────────────────┤ │ 4 │9月6日│月│休会                          │ ├──┼────┼─┼────────────────────────────┤ │ 5 │9月7日│火│休会                          │ ├──┼────┼─┼────────────────────────────┤
    │ 6 │9月8日│水│午前10時開会、市政一般に対する質問、散会        │ ├──┼────┼─┼────────────────────────────┤ │ 7 │9月9日│木│午前10時開会、市政一般に対する質問、散会        │ ├──┼────┼─┼────────────────────────────┤ │ 8 │9月10日│金│午前10時開会、市政一般に対する質問、散会        │ ├──┼────┼─┼────────────────────────────┤ │ 9 │9月11日│土│休会                          │ ├──┼────┼─┼────────────────────────────┤ │ 10 │9月12日│日│休会                          │ ├──┼────┼─┼────────────────────────────┤ │ 11 │9月13日│月│午前10時開会、市政一般に対する質問、散会        │ ├──┼────┼─┼────────────────────────────┤ │ 12 │9月14日│火│午前10時開会、市政一般に対する質問、散会        │ ├──┼────┼─┼────────────────────────────┤ │ 13 │9月15日│水│休会                          │ ├──┼────┼─┼────────────────────────────┤ │ 14 │9月16日│木│午前10時開会、市政一般に対する質問、議案に対する質疑、議│ │  │    │ │案委員会付託、散会                  │ ├──┼────┼─┼────────────────────────────┤ │ 15 │9月17日│金│常任委員会                       │ ├──┼────┼─┼────────────────────────────┤ │ 16 │9月18日│土│休会                          │ ├──┼────┼─┼────────────────────────────┤ │ 17 │9月19日│日│休会                          │ ├──┼────┼─┼────────────────────────────┤ │ 18 │9月20日│月│常任委員会                       │ ├──┼────┼─┼────────────────────────────┤ │ 19 │9月21日│火│議会運営委員会                     │ ├──┼────┼─┼────────────────────────────┤ │ 20 │9月22日│水│休会                          │ ├──┼────┼─┼────────────────────────────┤ │ 21 │9月23日│木│休会                          │ ├──┼────┼─┼────────────────────────────┤ │ 22 │9月24日│金│午前10時開会、委員長報告、質疑、討論、採決、閉会    │ └──┴────┴─┴────────────────────────────┘ ●9月定例会付議事件市長提出議案  第60号議案 平成10年度佐賀市自動車運送事業会計決算  第61号議案 平成10年度佐賀市ガス事業会計決算  第62号議案 平成10年度佐賀市水道事業会計決算  第63号議案 平成10年度佐賀市ガス事業剰余金の処分について  第64号議案 平成10年度佐賀市水道事業剰余金の処分について  第65号議案 平成11年度佐賀市一般会計補正予算(第2号)  第66号議案 平成11年度佐賀市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)  第67号議案 平成11年度佐賀市公共下水道特別会計補正予算(第2号)  第68号議案 平成11年度佐賀市農業集落排水特別会計補正予算(第1号)  第69号議案 平成11年度佐賀市水道事業会計補正予算(第1号)  第70号議案 佐賀市農業集落排水処理施設条例  第71号議案 佐賀市農業委員会に関する条例及び佐賀市営住宅条例の一部を改正する条例  第72号議案 佐賀市退隠料、遺族扶助料の年額の改定に関する条例  第73号議案 昭和35年3月31日以前及び昭和35年4月1日以後に給与事由の生じた退隠料等の年額の改定に関する条例の一部を改正する条例の一部を改正する条例  第74号議案 佐賀市退隠料、遺族扶助料の年額の改定に関する条例の一部を改正する条例  第75号議案 佐賀市吏員退隠料遺族扶助料退職給与金及び死亡給与金条例及び佐賀市消防団員等公務災害補償条例の一部を改正する条例  第76号議案 佐賀市督促手数料及び延滞金の徴収に関する条例の一部を改正する条例  第77号議案 佐賀市市税条例の一部を改正する条例  第78号議案 佐賀市固定資産評価審査委員会条例  第79号議案 佐賀市下水道条例の一部を改正する条例  第80号議案 佐賀市火災予防条例の一部を改正する条例  第81号議案 巨勢老人福祉センター改築(建築)工事請負契約の締結について  第82号議案 平成10年度佐賀市一般会計歳入歳出決算  第83号議案 平成10年度佐賀市国民健康保険特別会計歳入歳出決算  第84号議案 平成10年度佐賀市公共下水道特別会計歳入歳出決算  第85号議案 平成10年度佐賀市老人保健医療特別会計歳入歳出決算  第86号議案 平成10年度佐賀市農業集落排水特別会計歳入歳出決算  第87号議案 佐賀市教育委員会委員の任命について  第88号議案 佐賀市固定資産評価審査委員会委員の選任について  第2号諮問 佐賀市人権擁護委員候補者の推薦について  第3号諮問 佐賀市人権擁護委員候補者の推薦について ▲継続審査となっていた議案  第30号議案 佐賀市議会議員定数条例の一部を改正する条例について ▲請願書・答申・選任・意見書案報告書等  受理番号3 戦争被害等真相究明調査のための立法を早急に制定するよう政府に対して働きかけることを求める請願  答申第2号 意見答申書  答申第3号 意見答申書  企業会計決算特別委員会委員の選任について  一般会計特別会計決算特別委員会委員の選任について  意見書第7号 「義務教育費国庫負担制度」の堅持を求める意見書案  意見書第8号 障害を事由とする欠格条項に関する意見書案  意見書第9号 食料・農業・農村基本法施策具体化を求める意見書案  意見書第10号 食料自給率向上及びWTO次期農業交渉に関する意見書案  意見書第11号 包括的個人情報保護法の制定を求める意見書案  意見書第12号 米の投げ売り強要につながる新たな出荷調整措置の採用をやめるよう求める意見書案  意見書第13号 道路整備予算及び財源の確保に関する意見書案  意見書第14号 「国旗・国歌」の取り扱いに関する意見書案  総務委員会審査報告書  総務委員会審査報告書(請願書)  福祉生活委員会審査報告書  文教経済委員会審査報告書  建設企業委員会審査報告書  継続審査申出書(議会運営委員会)  第12号報告 平成9年度佐賀市一般会計継続費精算報告書の報告について  第13号報告 専決処分の報告について  第14号報告 専決処分の報告について   平成11年9月3日  午前10時01分 開会    出席議員 ┌────────┬────────┬────────┐ │ 1.藤田龍之  │ 2.福島龍一  │ 3.松尾和男  │ │ 4.亀井雄治  │ 5.広瀬泰則  │ 6.本田耕一郎 │ │ 7.武富泰毅  │ 8.西村嘉宣  │ 9.田中喜久子
    │ 10.井上雅子  │ 11.岩尾幸代  │ 12.千綿正明  │ │ 13.持永安之  │ 14.傍示暢昭  │ 15.永渕利己  │ │ 16.福井章司  │ 17.南里 繁  │ 18.永渕義久  │ │ 19.森 裕一  │ 20.福井久男  │ 21.川崎辰夫  │ │ 22.江島徳太郎 │ 23.池田勝則  │ 24.嘉村弘和  │ │ 25.宮地千里  │ 26.黒田利人  │ 27.瀬井一成  │ │ 28.山下明子  │ 29.豆田繁治  │ 30.野中久三  │ │ 31.御厨義人  │ 32.堤 惟義  │ 33.西岡義広  │ │ 34.山田 明  │ 35.中村 薫  │ 36.米村義雅  │ └────────┴────────┴────────┘    地方自治法第121条による出席者 佐賀市長    木下敏之  助役      久米康夫 助役      寺町 博  収入役     木原忠光 総務部長    野田喜昭  産業部長    井手通隆 建設部長    鬼崎精一  民生部長    高取義治 保健福祉部長  前山博美  交通局長    百武康邦 水道局長    秀島敏行  ガス局長    仁位次治 消防長     白浜則雄  教育長     櫻木末光 教育部長    馬場哲郎  監査委員    田中吉之 農業委員会         選挙管理委員会         江副勝利          田栗泰也 事務局長          事務局長 △開会 ○議長(藤田龍之)   これより市議会定例会を開会いたします。 △会期日程 ○議長(藤田龍之)   会議を開きます。  本定例会の会期を本日から9月24日までの22日間といたしたいと思いますが、御異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認めます。よって本定例会の会期は22日間と決定いたしました。 △議事日程 ○議長(藤田龍之)   次に、会期中の議事日程はお手元に配布いたしております日程表のとおり定めることに御異議ございませんか。     (「異議なし」と呼ぶ者あり)  御異議なしと認めます。よって会期中の議事日程はお手元に配布いたしております日程表のとおり決定いたします。 △諸報告 ○議長(藤田龍之)   日程により、この際諸報告をいたします。  報告の内容については、配布いたしております報告第3号によって御了承願います。                              報告第3号                   諸報告 △例月出納検査の報告について  平成11年6月18日から平成11年9月2日までに、監査委員より定期監査等の報告及び例月出納検査の結果について下記のとおり報告された。  その内容は、それぞれ議員各位にその(写)を送付したとおりである。                    記  6月21日 例月出納検査結果報告について(一般会計特別会計等の10年度4月分)  6月21日 例月出納検査結果報告について(一般会計特別会計等の11年度4月分)  6月21日 例月出納検査結果報告について(公営企業会計の11年度4月分)  6月30日 定期監査の監査結果報告書(平成11年1月〜平成11年4月執行分)  7月12日 例月出納検査結果報告について(一般会計特別会計等の10年度5月分)  7月12日 例月出納検査結果報告について(一般会計特別会計等の11年度5月分)  7月12日 例月出納検査結果報告について(公営企業会計の11年度5月分)  8月20日 例月出納検査結果報告について(一般会計特別会計等の11年度6月分)  8月20日 例月出納検査結果報告について(公営企業会計の11年度6月分) △陳情書等受理状況について  平成11年6月18日から平成11年9月2日までに、受理した陳情等は、下記8件で、その内容は、それぞれ議員各位にその(写)を送付したとおりである。                    記 ・「デポジット法の制定を求める意見書提出」に関する陳情書    デポジット法制定全国ネットワーク    事務局長 井口 博 ・核兵器廃絶平和行政に関する要請    原水爆禁止九州ブロック会議    議長 坂本 浩 外1名 ・(協)佐賀卸センター所在地区下水道工事早期着工並び水道局用地西の隣接地の調整池の公園化についての要望書    協同組合佐賀卸センター    理事長 岸川博嘉土木B級業者への市工事の発注についての陳情趣意書    土木B級業者団体工友会    会長 森永登志雄    33社会員一同芙蓉小・中学校体育館及び芙蓉小学校管理棟改築に関する陳情書    蓮池町振興協議会    会長 原口 尚 外12名 ・九州市議会議長会主催 議員の海外視察研修に関する要請書    市民オンブズマン九州ネットワーク    市民オンブズマン福岡    代表 名和田茂生 外9名 ・女性農業者農業委員登用に関する要望書    JA佐賀女性組織協議会    会長 岸川京子 外6名 ・有明沿岸主要幹線道路網早期整備促進についての要望書    九州中部商工連合会    会長 永利新一都市開発調査特別委員長中間報告 △質疑 ○議長(藤田龍之) 
     次に、都市開発調査特別委員会に付託し、継続調査中の佐賀駅周辺開発佐賀城公園及び周辺整備に関する諸種調査について、中間報告を求めます。 ◎都市開発調査特別委員長黒田利人)   おはようございます。  去る7月26日及び8月20日に開催しました当委員会の概要について御報告を申し上げます。  当委員会には、駅周辺開発佐賀城公園(佐賀市の所管事項)及び周辺整備に関する諸種調査が付託されていますが、まず、7月26日に開催しました委員会において当局より、駅周辺開発については、前議会の特別委員会の中でも議論されてきており、一応具体的な事業概要については決定しているところでありますが、佐賀市に大きな影響を与える事業だと思うので、市民の意見をもう一度聞くために市民説明会を開催し、中心商店街への影響や三セクの収支見通し等の議論を煮詰めた上で、この事業について判断したいとの説明がありました。  また、8月20日の委員会におきましては、開催された市民説明会の中で出された、推進派、慎重派のそれぞれの意見を報告。また、これまで3回開催された佐賀駅周辺地区整備事業検討委員会の中で出された提言等の事務局案としての中間報告等の説明がありました。  これらの説明に対して委員より、説明会の開催についてはそれなりに評価するが、出された意見は一部の意見であり、市民の全体的な意見とは言えないと思う。その辺どう考えているのか。また、このような重要案件については今後も市民説明会を実施するのかとの問いに対して、当局より、確かに市民全体が説明会に来たわけではないし、出席者全員が意見を言えるわけではないので、今回の説明会の結果を市報に公表して、いろんな形で意見をお聞きしたい。また、今後の説明会のあり方については正直言って試行錯誤の段階であり、どういうやり方がいいのかケース・バイ・ケースでその都度相談させていただきたいとの答弁がありました。  また委員より、市民説明会での意見を踏まえて、どのあたりを再度検討する材料として考えているのかとの問いに対して、当局より、バスセンターのありようや、中心商店街への影響、三セクの収支見通しなどを整理して考え方を決めていきたいとの答弁がありました。  また、事業の方向性を出すタイミングについて委員より、事業は時間との闘いであり、タイミングを逃してしまうこともある。今後の具体的スケジュールを明言してもらいたいとの問いに対して、当局より、今、具体的に何月に何をするとは言えないが、長時間引っ張ることなく事業について決断し相談、報告したいとの答弁がありました。  これに対して委員より、事業についての方向性は、なるべく早目に示してもらいたいとの意見がありました。  また委員より、我々は県都の玄関口である駅周辺地区全体のまちづくりと佐賀市の商業振興を今後どのようにしていくのかといった点からの駅前開発を望んでおり、佐賀市全体の活性化をどう図るかという大きな観点で検討してもらいたいとの意見がありました。  次に、佐賀城公園関係については当局より、県民的財産シンボル性の形成という位置づけで、昭和57年度の新総合計画の中で城址一帯を「歴史・文化の森づくり」ということで計画を策定した。  その後、城内の風格再生を図る目的で、昭和61年に「佐賀城鯱門周辺整備計画」を策定し、これを受けて、県において佐賀城公園地区整備構想策定調査が行われた。この中で、佐賀城公園まち構想が策定されており、その内容は、城内の外周部や内部を含め、住宅地内の緑化、道路等の環境整備を図り、行政施設の周りに利用者に潤いや安らぎを与え周辺施設と調和する緑を導入し、城内地区をまとまりのある一つの空間にするといったものである。構想区域は、将来佐賀城公園まで含め約80ヘクタールで、現況の土地利用城内地区の持つ機能、景観等を配慮して五つのゾーンに分けられており、現在はその一つの潤いと安らぎのゾーンである歴史の森地区の整備に取り組まれているところである。  佐賀城公園事業概要については、現在31.8ヘクタールが計画決定されており、その中の鯱の門を中心とした歴史の森周辺 8.5ヘクタールのうち 2.8ヘクタールが実際事業区域であり、用地買収が進められているとの説明がありました。  これらの説明に対して委員より、南水公民館は佐賀城の御座の間の部材が使われているが、これらの移転や水道局跡地の利用について佐賀市としてもう少し主体性を持って意見をまとめておくべきではないかとの問いに対し、当局より、南水公民館については、県の方で専門家の調査結果を踏まえて、佐賀城本丸跡への再構築を検討されており、市としては地元の意見等を聞きながら対応していきたい。水道局跡地については、佐賀城公園整備のために入居していた団体にすべて出てもらい、今、空き家になっている。市としては公園整備に活用してもらいたいと思っているが、具体的な話は現在行っていないとの答弁がありました。  また委員より、佐賀城公園整備に関する総事業費と市の負担金はどの程度になるのかとの問いに対し、当局より、県主体の事業で全体の事業費は確定しておらず何とも言えない。また、市の負担は県事業費の補助裏の50%になる予定だとの答弁がありました。  これに対して委員より、負担金が50%になった経緯はとの問いに対し、当局より、昭和38年ごろの話で詳しくはわかりかねるが、当時中央公園として佐賀市が整備をしていたが、財政的に非常に厳しく、また県のシンボルとしての城址でもあるということから、県に整備をお願いすることになったようである。その中で、佐賀市民が一番恩恵を受けるということから、佐賀市が50%の負担をする旨の話し合いがなされているようだとの答弁がありました。  これを受けて委員より、50%も負担するなら佐賀市としての考えをきちんとした形で県に申し入れてもらいたいとの意見がありました。  以上、報告を終わります。 ○議長(藤田龍之)   ただいまの中間報告に対して御質疑はございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり)  なしと認めます。別に御質疑もないようでございますので、これをもって中間報告に対する質疑は終結いたします。 △新焼却炉建設調査特別委員長中間報告 △質疑 ○議長(藤田龍之)   次に、新焼却炉建設調査特別委員会に付託し、継続調査中の新焼却炉建設に関する諸種調査について中間報告を求めます。 ◎新焼却炉建設調査特別委員長江島徳太郎)   おはようございます。  8月6日に開催した委員会の概要を御報告申し上げます。  初めに当局より経過報告があり、その中で、概算総事業費は以前 270億としていたが、焼却灰の溶融化が平成10年から義務づけられ、最近は焼却と灰溶融が一体で施工されており、実績の単価で推計し直すと 220億程度になる。しかし、発電や溶融化の仕様により価格の変動がある。  平成11年2月に建設予定地平尾地区環境保全協定の調印を終えて、建設同意までいただいている。その他の高木瀬地区金立地区においても、環境保全協定を結ぶよう折衝をしている。大和町は5月に説明会をし、佐賀市の窮状を理解してほしいとお願いをした。また、環境アセス公告縦覧を3月24日から4月23日まで実施したが、意見書の提出はなかったとの説明がありました。  これらの説明に対し委員より、総事業費の財源の内訳はどうなっているのか、リサイクルプラザ資源化センター役割分担はどうなるのかとの質問に対し、全体事業費 220億でいくと国庫補助上乗せ措置を含め四十七、八億程度、起債措置が 140から 150億程度で、残りが一般財源になる。リサイクルプラザ資源化センター役割分担については、現在検討中であるとの答弁がありました。  また委員より、廃家電法が施行されたら基本的に売る方の責任になるので、市は廃家電にはタッチしない方向でいくのかとの質問に対し、当局より、原則として一般家庭から出るものは市はタッチしない方向でいくが、不法投棄など佐賀市に入ってきたものは市で処理しなければならないので、ストックヤードは必要だとの答弁がありました。  また委員より、ごみ発生量の推計と実績がずれてきた理由は何かとの質問に対し、ごみの量が伸びた理由の一つは、ごみ袋の有料化で一時的に下がったが、また伸びた。二つ目は、事業系のごみの量が増大しているためとの答弁がありました。さらに委員より、ストックヤード処理能力が80トンから70トンに減った理由は何かとの質問に対し、当局より、不燃物などのごみの量は減っており、平成9年、10年のごみの量を加味して推計をやり直した結果であるとの答弁がありました。  また委員より、新しい焼却炉は灰溶融固化方式だと思うが、先進地では灰を固化して道路の路盤材などに使っているが、検討はしているのか。そうなれば、市は嘉瀬に最終処分場を16ヘクタールも要請しているが、そんなに必要ないのではないかとの質問に対し、当局より、灰を溶融してスラグにし、道路の路盤材などに使う実験が現在行われている。スラグにしても各都市の焼却するものによって性質が異なってくるので、施設ができた後にスラグの性能を調べてどういうものに使えるか判断をしたい。灰にもスラグとして再利用できないものもあるので、最終処分場は必要であるとの答弁がありました。  また委員より、現在地に焼却炉ができたとき、市が余熱施設や環境整備など地元と約束したことを守らなかったという不信感やダイオキシン問題が建設場所決定の上で大きな障害になったと考える。余熱利用施設や運動公園の推進状況についても、議会に報告をしてほしいとの意見がありました。  続きまして、今後の取り組みについて当局より、ごみ処理施設の発注方式は、一般の公共工事の施工契約方式と違い、性能発注方式で行いたいと考えている。ごみ処理施設はメーカー独自に特許やノウハウなど、それぞれの焼却の方法を持っており、それを引き出すために、まずメーカーに佐賀市の条件を示し、その条件に合う設計をしてもらう。その設計が佐賀市の求める性能を確保できているかどうか審査の上で入札を行いたい。プラントメーカーの選定方法については、庁内の建設委員会で、指名競争入札にするか公募型指名競争入札にするか検討中であり、できれば公募型指名競争でいきたいと考えているとの説明がありました。  これらの説明に対し委員より、焼却炉については、今後量販型も出てくると思われるが検討はしているのか、事業費について他都市との事例は参考にされたのかとの質問に対し、当局より、量販型の焼却炉はこれから開発する段階なので、期間的に建設に間に合わない。事業費は平成10年度に全国で受注された 300トン程度の焼却炉の平均単価から出しているとの答弁がありました。  また委員より、入札するまでのチェックはコンサルと担当だけでやっていくのか、外部の目は特に必要とは思わないのかとの質問に対し、当局より、設計書になると技術的なことばかりになるので、コンサルとうちでやっていきたい。コンサルをお願いしている日本環境衛生センターは、全国的に図面チェック、技術指導などをやっており、ここのアドバイスで十分やっていけると考えているとの答弁がありました。  また委員より、メーカーによって仕様が違うが、ランニングコストも機種選定の基準に入っているのかとの質問に対し、当局より、本体の設計書と建設にかかる事業費とあわせて、ランニングコストもどれくらいになるのか資料を提出させたいと考えているとの答弁がありました。  以上、報告を終わります。 ○議長(藤田龍之)   ただいまの中間報告に対して、御質疑はございませんか。     (「なし」と呼ぶ者あり)  別に御質疑もないようでありますから、これをもって中間報告に対する質疑は終結いたします。 △議案上程 ○議長(藤田龍之)   第60条乃至第81号議案、以上の諸議案を一括して上程付議いたします。  なお、平成10年度佐賀市一般会計継続費精算報告書の報告についてが第12号報告として、また損害賠償についての専決処分報告が第13号及び第14号報告として提出されておりますので、申し添えます。 △提案理由説明 ○議長(藤田龍之)   議案の朗読はこれを省略し、直ちに上程諸議案に対する提案理由の説明を求めます。 ◎市長(木下敏之)   おはようございます。  本日、佐賀市議会定例会を招集し、当面する諸案件につきまして、御審議をお願いすることになりましたので、これら上程諸議案の概要を御説明申し上げます。  まず、補正予算議案につきまして、御説明を申し上げます。  今回の補正予算は、国の補正予算に伴う緊急雇用対策及び少子化対策経費、その他当面緊急を要する諸経費につきまして、所要の補正措置を講じております。  第65号議案一般会計補正予算」は、補正額約23億 400万円で、補正後の予算総額は、約 499億 4,400万円となり、前年度同期の予算に比べて 0.1%の増となっております。  以下、歳出予算の補正について、主な内容を御説明いたします。  まず、国の補正予算に伴う関連経費としての、 〇 雇用・就業機会の創出を図るための緊急雇用・就業機会創出特別対策事業につきましては、  ・ 佐賀市有林環境整備事業として                   420万円  ・ 金立山麓の緑のシャワーロード内遊歩道整備事業として        780万円  ・ 外国人児童の日本語習得に係る通訳の派遣事業として         140万円  また、少子化対策臨時特例交付金事業につきましては、  ・ 休日等急患センター(仮称)建設事業の一部に           3,590万円 を措置いたしております。  次に、安心して子供を産み育てることができる環境づくりが少子化対策の中で最も重要なテーマの一つでありますことから、今回、「子育て安心環境づくり試行事業」を実施することといたしております。 〇 この事業は、核家族化の進行などにより、出産退院後3週間の間に家族・親族等の支援が得られない場合に、家事や育児を直接的にサポートするヘルパーを派遣することによって、出産や育児の精神的、肉体的負担を軽減する仕組みを構築する試行事業であり、安心して産み育てることのできる環境づくりへの一つの方策として実施研究してまいりたいと考えております。  また、 〇 デイサービス事業を行うための施設整備について建設費補助を行います。  このたび、社会福祉法人福生会が嘉瀬町において整備されております老人福祉施設が、10月に供用開始の運びとなりましたので、その施設整備に対して助成いたすものであります。  施設の概要は、鉄筋コンクリート造り5階建てで、1階はデイサービスセンター、2階から5階までは50戸の居室をもつケアハウスとなっております。  これにより、デイサービスセンターの施設整備につきましては、「佐賀市老人保健福祉計画」の目標を達成することになります。  また、併せて今年10月からの在宅老人デイサービス事業の委託料につきましても、今回措置いたしているところであります。  小・中学校の児童・生徒の不登校問題への対策といたしましては、 〇 本市におきましては、平成7年度からスクールカウンセラーを配置するなどして、不登校の児童・生徒やその保護者、教職員に対し、カウンセリングを実施してきたところであります。  その結果、不登校の激増には一定の歯止めがかかっている状況ではありますが、児童・生徒の悩み、不安、ストレスは膨らむ傾向にあり、今後も不登校の児童・生徒が増える可能性も十分考えられます。  このため、より高度に専門的な知識・経験を有する専門の「スクールアドバイザー」を、市内の全中学校区に配置をし、学校におけるカウンセリング機能の充実を図りたいと考えております。  次に、学校教育施設の環境整備の一環として、 〇 今年度から芙蓉小・中学校屋内運動場及び北川副小学校給食室の改築事業に着手いたします。  芙蓉小・中学校屋内運動場は、昭和43年度に建設され、築後31年が経過をしております。  この間、地区住民の唯一の屋内体育施設として、大いに活用されてきましたが、建設当時の規格で建てられていることから、建物の規模、設備の内容も十分ではなく、各種の競技に支障をきたすこともあるようです。  このため、来年度の改築を目指し、今回、建物の耐力度調査及び設計委託料を計上いたしております。  また、昭和45年度建設の北川副小学校給食室につきましても、老朽化している施設の改善を図るため、来年度改築のための設計委託料を計上いたしております。  また、高木瀬公民館の改築事業につきましては、 〇 一昨年来、拡張のための用地を取得してまいりましたが、今回、平成11年度・12年度の継続事業としての着工の運びとなりました。
     建物は、鉄骨造り平屋建て延べ床面積614.95平方メートルで、来年8月の完成を目指しております。  これの完成により、地域の生涯学習の拠点となることを大いに期待いたすものであります。  さて、近年、 〇 食べ物に対する安全性の追求と、ライフスタイルの変化に伴う余暇時間の有効活用を図るため、自ら農産物を作りたいというニーズが高まってきております。  このため、遊休農地の有効利用を図り、高齢者の生きがいづくりや、さらに消費者と生産者の相互理解を深めるために、「市民農園」を開設いたしたいと考えております。  今回、このための調査費及び準備経費を計上いたしております。  本市の都市づくりの基本となる都市計画につきましては、 〇 今後、地方分権、権限委譲が進むなか、本市の個性や実情を踏まえ、住民の方の意見を取り入れた、地域に密着した、「21世紀のまちづくり」を実践することが必要であると考えるところであり、このたび長期のまちづくりの目標を示す「都市計画マスタープラン」の策定に着手したいと考えております。  なお、現在、次期「佐賀市総合計画」の策定に向け、その準備に入っておりますが、この「都市計画マスタープラン」は、その下位計画に当たるわけであり、本計画の策定により、今後の土地利用方針、交通及び都市施設計画等についての中・長期的な視野に立った政策の展開ができるものと考えております。  今回は、策定業務委託料のほか、都市計画基礎調査及び交通需要調査に係る県営事業負担金を計上いたしております。  中小企業からの経営相談等に対応するための 〇 中小企業大学研修経費につきましては、最近の厳しい経済情勢の中、市内の中小企業を取り巻く経営環境は、流通構造の激変や中心市街地の空洞化などにより、ますます困難なものとなっております。  このため、本市といたしましても、地元企業と密着した新しい施策の推進や産業の活性化など、中小企業からの経営相談に対応する、専門知識を有する職員の養成が緊急の課題でありましたが、このたび「中小企業診断士養成課程」への入校が決定いたしましたので、今回、この研修に要する経費について措置いたしております。  市政を運営していく中で、最も重要な施策の一つは、市政情報の公開であり、市が行っている事務事業の内容を広く市民の方々にお知らせすることと考えておりますが、さらに充実した市政を展開するためには、多くの市民の方々からの幅広い意見を聞き、それを市政に活かすことだと考えております。 〇 このため、広報公聴の一環として、現在、インターネット上で開設しております「佐賀市ホームページ」を見直し、タイムリーな情報更新や市民との双方向による情報提供、収集を行うなど、その機能強化を図りたいと考えております。  今後とも、市民の皆様方からの多くの情報の提供を期待いたすものであります。  このほか、今回の補正予算では、前年度繰越金の処理として財政調整基金、公共用施設建設基金への積み立て及び年次計画による廃棄物処理施設建設基金及び減債基金への積み立てを措置いたし、今後の財政運営上の調整財源、ごみ処理施設等大型建設事業の充当財源として活用したいと考えております。  以上、一般会計補正予算の主なものを御説明いたしましたが、この財源といたしましては、地方特例交付金、地方交付税のほか、国・県支出金、繰越金、市債等で措置し、予備費により収支の調整をいたしております。  次に、特別会計補正予算について御説明いたします。  今回の特別会計補正予算は、それぞれ平成10年度決算に基づく繰越金の計上のほか、第66号議案国民健康保険特別会計補正予算」につきましては、老人保健拠出金の確定による補正等を、第67号議案公共下水道特別会計補正予算」は、公共下水道使用料改定に伴う電算システム改造経費などを措置いたしております。  次に、企業会計補正予算について、御説明いたします。  第69号議案水道事業会計補正予算」は、文書管理システムの導入に伴うLAN工事費等について措置いたしております。  以上で、予算関係議案の説明を終わりますが、なお、細部につきましては、歳入歳出補正予算事項別明細書等により御検討をいただきたいと存じます。  次に条例等の議案につきまして、御説明申し上げます。  第70号議案「佐賀市農業集落排水処理施設条例」 は、平成8年度から事業に着手してまいりました西与賀町元相応地区の農業集落排水事業が、平成11年度でほぼ工事完了することに伴い、排水処理施設の管理及び使用に関する事項並びに使用料等の所要の事項について定めるものであります。  今回の元相応地区は、モデル地区として整備してきたもので、事業の概要としましては、計画事業費が5億 3,000万円、処理計画人口 240人、処理計画戸数54戸、1日当たりの計画汚水量64.8立方メートル、管きょ延長 1,400メートルとなっております。  第77号議案「佐賀市市税条例の一部を改正する条例」及び第78号議案「佐賀市固定資産評価審査委員会条例」は、地方税法及び関係法令の一部が改正されたことに伴い所要の整備を行うものであります。  このうち、第77号議案の主な内容につきましては、平成12年1月1日から適用するものとして、固定資産評価審査委員会の審査事項の変更及び委員会の部会を廃止すること並びに市税の延滞金について年 7.3%の割合の部分を軽減することなどであります。  また、第78号議案につきましては、固定資産評価審査委員会の組織及び審査の手続等を改正する必要が生じたこと並びに審査手続を条例で明確に規定する必要があることなどから条例を全部改正するものであります。  第79号議案「佐賀市下水道条例の一部を改正する条例」は、公共下水道の使用料の改定をお願いするものであります。  現行の使用料は、平成6年4月に平成9年度までの財政収支計画で維持管理費及び建設費に係る償還費に下水道人口普及率の2分の1を乗じた額を充足することを目標に改定をし、平成10年度以降についてもこの水準を維持するために、効率的な運用を図りながら経費の節減に努めてきたところであります。  しかしながら、公共下水道は、市民の方々から早急な整備が強く要望されており、建設費に係る償還費の増加はどうすることもできないものであります。  このため、平成11年度から平成14年度までの財政収支計画を策定し、これまでの目標の割合を維持していくために必要な使用料を算定いたしまして、13.7%の引き上げをお願いいたし、本年12月1日から実施してまいりたいと考えております。  第81号議案巨勢老人福祉センター改築(建築)工事請負契約の締結について」は、巨勢老人福祉センターが昭和43年に建築され、すでに築後30年が経過しており、老朽化が著しくなってきたため今回改築いたすものであります。  建築概要といたしましては、既存の施設を解体し新たに鉄骨造り平屋建て延べ床面積約 800平方メートルの建物を建築することにしておりまして、特徴といたしましては、中庭を配し、開放的な明るい施設を目指すとともに、床材等に柔らかい材料を使い、手すりを設けるなど、高齢者にやさしい配慮を心掛けております。  その他の議案につきましては、それぞれの議案の末尾に提案理由を略記いたしておりますので、それにより御承知をいただきたいと存じます。以上、何とぞよろしく御審議を賜りますようお願い申し上げます。 △散会 ○議長(藤田龍之)   本日はこれをもって散会いたします。  明4日から7日まで休会いたします。  本会議は8日午前10時に再会いたします。   午前10時36分 散会...